カナダには、ロッキー山脈、ノバ・スコシア州のカボット・トレイル、ユーコン準州とノースウエスト準州を走る壮大なデンプスター・ハイウェイといった、いくつもの世界的に有名なドライブの名所があります。またそれほど有名ではないけれども、同じくらい魅力的な数々の長距離道路があります。車やRVを借りて、週末やもっと長い間、気ままにハイウェイをドライブしましょう。ここでは、カナダ国内でも最高の眺めで知られる、素晴らしいロード・トリップのいくつかを紹介します。
体験
アルゴンキン州立公園はいかにもカナダらしい公園です。12,432平方kmの公園には、真っ赤に色づいた楓の丘、ガラスのような湖面の湖に木の葉を食べるムース、遠吠えするオオカミにアビの鳴き声などが揃っています。秋のオタワからトロントまではフランク・マクドゥーガル・パークウェイで遠回りしてみましょう。名高いグループ・オブ・セブンの画家にも描かれた、カナダで最も有名な風景の片鱗が56kmにわたって続きます。
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ブリティッシュ・コロンビア州にある、その名にふさわしいシー・トゥ・スカイ・ハイウェイでは、険しいフィヨルド、旋回する白頭ワシ、切り立った花崗岩の岩肌を満喫するため、ロード・トリッパーは車を寄せなければなりません。全長162kmの道はハウ海峡に沿って曲がりくねり、バンクーバーから山岳リゾート地ウィスラーまで海や崖や山々の間を抜けていきますが、途中には滝、川、湖、峡谷、古風な街、そして、かつては大英帝国最大の銅の産地であり、今は体験型博物館となっている昔ながらのブリタニア鉱山があります。
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世界で最も景色の良いドライブウェイの1つと謳われている、絵ハガキにふさわしいアイスフィールド・パークウェイはカナディアン・ロッキーの中にあり、100以上の氷河が線を描いています。ジャスパーとレイク・ルイーズの間は300km、これを自分で2日から6日かけてサイクリングするか、マウンテン・マッドネス・ツアーズに参加してみましょう。
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11世紀にバイキングがニューファンドランドに足を踏み入れ、グリーンランドの外では北米で最も古いノルウェー人開拓地を築いた場所がランス・オ・メドー国立史跡です。印象的なグロス・モーン国立公園へと続く全長489kmの西海岸ルート、バイキング・トレイルでただ1つ立ち寄るならば、1万年前の氷山や大きくジャンプするクジラといった大西洋を見下ろす崖からの景色が素晴らしいハイキングの名所があります。
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ファンディ湾の周囲を巡る全長460kmのファンディ沿岸道路で、世界一の干満差を目撃しましょう。1,600億トンの水が毎日2回満ち干きするのに加え、見所は赤い砂の中からの化石掘り、海の眺め、魅力的な入江と、とびきり新鮮な海の幸です。
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ナショナルジオグラフィックで人気の旅行先にもなっている、モントリオールまたはケベック・シティから大西洋に向かうガスペジー・ツアーは、色鮮やかな装飾の漁村、人目につかないビーチ、クジラが次々現れる海、そして歴史ある灯台などが見所です。これはまた、大部分が知られていない249kmのガスペ半島の、変化に富んだ自然のままの景色と、フランス系カナダ人の住む小都市の魅力に触れる旅でもあります。
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人里離れた静けさを求めているなら、全長742kmのデンプスター・ハイウェイとして知られている、今はもう使われていない石油輸送用の砂利道を走ってみましょう。ここはカナダの自然のままの高速道路で、北極圏を横切る道路としては唯一、年間を通して走ることができます。さらにここは自立した人にしか向いていません。野生のまま手付かずの風景、広々としたツンドラには、施設は少なく人もほとんどいませんが、グリズリーやカリブーは数え切れないほど生息しています。
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ケルト文化も生演奏もそして新鮮なロブスターも、カボット・トレイルの国際的な名声を高めるばかりです。自然豊かなケープ・ブレトン島(観光やレジャーに外せない島です)にある曲がりくねった299kmの高速道路は、緑に覆われた険しい崖を登ると、目もくらむような沿岸の景色があらわになり、木の葉を食べるムースやクマ、はるか眼下にはクジラの群れも見えます。
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パナマ運河に勝るとも劣らない技術を駆使し、16,000人の労力によって1942年に建設されたアラスカ・ハイウェイは、第二次世界大戦時にアラスカと米国メインランドをつなぐ戦略的な鎖でした。ブリティッシュ・コロンビアからユーコン経由でアラスカまで、壮大な2,232kmを走りながら、雪に覆われた山頂、氷河に削られた渓谷、歴史を感じる名所や先住民のコミュニティを通り過ぎ、伝説を鑑賞しましょう。
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